【トコ流】イーブイズパーティの組み方(第4回)
この記事では、私(トコ)が普段どんな形でイーブイズパーティを組んでいるのか、わかりやすく解説します。
自論ですので、誤りなども多く含まれると思いますが、その際は優しく指摘してください。
全4回(予定)に分けて解説予定。
【トコ流】イーブイズパーティの組み方(第4回)
今回の内容
シーズン11終盤で使用したパーティをどのようにして組んだのかを解説したいと思います。
次の通りの順でパーティを組みました。
STEP1:トップメタポケモン(上位10位以内のポケモン)の把握と勝てるポケモンを考える
STEP2:そこそこ環境にいて、イーブイズ的につらいポケモンの把握と勝てるポケモンを考える
STEP3:環境にいる辛い組み合わせの把握と勝てるポケモンを考える
STEP4:STEP1~3を踏まえて、パーティを組む
STEP1:トップメタポケモン(上位10位以内のポケモン)の把握し、勝てるイーブイズを考える
Pokemon HOME で上位10位のポケモンを確認しました。(10/25に確認)
そして、そのポケモンに勝てるイーブイズは誰なのか、考えられるだけ考えます。
実際にはノートに書いて、あれこれ考えました。
ここで言う「勝てる」の定義ですが、少なくとも対面で勝てると定義しています。
(第1回~第3回の定義ですと、B評価以上です。)
灰色:持ち物や条件では勝てるが、基本的には負けると考えたほうがいい
結果、次のようになりました。
順位 | ポケモン名 | 勝てるイーブイズ |
1 | パッチラゴン | ニンフィア@スカーフ ニンフィア@イバン ニンフィア@プレート リーフィア@弱点保険 グレイシア@タスキ エーフィ@メガネ ブラッキー(つぶらなひとみ)@ゴツメ |
2 | ウーラオス(水) | リーフィア ニンフィア(石化) シャワーズ サンダース グレイシア エーフィ |
3 | アシレーヌ | サンダース グレイシア リーフィア エーフィ(瞑想、ショック、日差し)ニンフィア(瞑想)@たべのこし |
4 | リザードン | グレイシア@タスキ サンダース シャワーズ |
5 | ホルード | リーフィア シャワーズ ブラッキー グレイシア |
6 | ゲンガー | サンダース シャワーズ ブラッキー グレイシア(こおりのつぶて) |
7 | ウーラオス(悪) | ニンフィア シャワーズ サンダース |
8 | ドサイドン | シャワーズ リーフィア ブラッキー グレイシア |
9 | ロトム(火) | エーフィ シャワーズ(S振りアタッカー) グレイシア シャワーズ |
10 | マリルリ | サンダース グレイシア リーフィア シャワーズ(甘えるねがまも)@たべのこし |
まずは、これを書き起こすと頭の整理になります。
これを踏まえて第2回のポイント(トップメタに勝てるポケモンは2匹以上いれよう)に従い、6匹決めるだけでもある程度いいパーティになると思います。
ここまでで見えてきたのは、
・ホルードに勝てるイーブイズが圧倒的に少なく、リーフィアは入れたほうがよさそう
・ウーラオス(悪)とドサイドンに勝てるイーブイズも2匹しかいないので、第2回のポイント(トップメタに勝てるポケモンは2匹以上いれよう)を踏まえると、ニンフィア、シャワーズも入れたほうがよさそうかな?
ということです。
STEP2:そこそこ環境にいて、イーブイズ的につらいポケモンの把握し、勝てるイーブイズを考える
ここからは、Pokemon HOME で上位10位以外のポケモンを確認します。
具体的には11~30位くらいまでをざっと眺めて、「対策方法が限定的で、出された瞬間負けてしまう」ポケモンを洗い出します。
順位 | ポケモン名 | 勝てるイーブイズ |
11 | ナットレイ | ニンフィア(マジカルフレイム) ブースター ブラッキー(ちょうはつ)@ゴツメ サンダース(晴れウェザボ) |
12 | カビゴン | ブラッキー(ちょうはつ)@ゴツメ シャワーズ@珠 サンダース@珠 |
13 | オーロンゲ | ニンフィア シャワーズ@たべのこし ブラッキー(ちょうはつ)@ゴツメ |
14 | キュウコン | サンダース@珠 サンダース(晴れ) エーフィ ニンフィア(瞑想)@たべのこし グレイシア(ミラコ) |
16 | ピクシー | ニンフィア(アタッカー)ブースター@毒々玉 サンダース@珠 シャワーズ@珠 誰でも(嘘泣き) |
17 | ウルガモス | シャワーズ サンダース(控え目)@珠 グレイシア(ミラコ)@タスキ |
18 | ギルガルド | ブラッキー シャワーズ(ねがまも)@たべのこし |
22 | ポリゴンZ | H振りグレイシア(ミラコ)@タスキ サンダース@火炎玉 |
23 | ハピナス | エーフィ(サイコショック瞑想日差し) エーフィ@メガネ ニンフィア(瞑想ショック) ブースター リーフィア |
28 | アイアント | サンダース@珠or磁石(控え目) シャワーズ@珠 ブースター@スカーフ ニンフィア@スカーフ ニンフィア@イバン |
上記のポケモンにも、第2回のポイント(トップメタに勝てるポケモンは2匹以上いれよう)を適応すると、パーティを組むことが大体不可能になります。(イーブイズの宿命)
なので、最低限勝てるイーブイズを一匹だけ入れられればいいでしょう。
出てくる確率が低いポケモンの場合、そのポケモンに薄くしてでも、トップメタに勝てるポケモンに安定的に勝てるならいいですよね?
どのポケモンに厚くするのか、薄くするのかのバランスがパーティ構築の腕の見せ所です。
シーズン11の例で言いますと、アイアントに当たる確率と、他の構築に勝てる確率を天秤にかけて、アイアントに勝てるポケモンを入れなくてもいいんです。
(シーズン11でイーブイズを使って3桁達成した人はアイアント対策を切ってましたね)
さて、ここまでを踏まえて、僕は
・ポリゴンZに勝つためのH振りグレイシアを入れたい
⇒さらに、H振りタスキミラコグレイシアを入れることで、ウルガモス、リザードン、パッチラゴンなどの補強にもなる
・ハピナスに勝つためにエーフィを入れたい
・ブースターは環境とマッチしてないので、抜いた構築で何とかしたい
と考えました。
STEP3:環境にいる辛い組み合わせの把握と勝てるイーブイズを考える
実際にそのシーズンで対戦してみて、その組み合わせされたら勝ち筋がない……!
と、感じる組み合わせに何度か当たると思います。
その組み合わせが、環境に多いときは対策しましょう。
これは、第3回(相手のポケモンをメタるときは、組み合わせで考えよう)のポイントでした。
僕が感じたシーズン11でイーブイズが辛くて、よく出会う組み合わせは
・アシレーヌ+ホルードorドサイドン
・アローラキュウコン+パッチラゴン
をでした。
ここから、
・アシレーヌ+ホルードorドサイドン
⇒リーフィアの採用
・アローラキュウコン+パッチラゴン
⇒晴れダースの採用
を考慮に入れました。
STEP4:STEP1~3を踏まえて、パーティを組む
さて、ここまでを踏まえ、パーティのバランスを取りつつ、組んでいきます。
個人的に強いパーティとは
・勝ち筋がしっかりしている
・メタ(負け筋)が潰せている
だと思います。
ですが、イーブイズ的には負け筋を潰すことを意識して、負け筋を潰したうえで強い勝ち筋を入れるのが最も効率的だと、僕は考えております。
STEP1~STEP3までで、以下までパーティを固めました。
・H振りタスキミラコグレイシア
・リーフィア
・ニンフィア
・エーフィ(瞑想日差し)orエーフィ@メガネ
ここから、環境的に見て、ブラッキーがあまり刺さっていないことに気づきました。
ブラッキーを抜くと、カビゴン、ナットレイに非常に薄くなります。
しかしながら、カビゴンナットレイには他のオプションで対応したほうが、全体の勝率が上がるのではと考えました。
そこで、
・ニンフィアにはマジカルフレイムを入れた型(スカーフ、メガネを除く)を採用
・サンダースに晴れウェザボを搭載することでナットレイ対策 兼 アローラキュウコン+パッチラゴン対策
・アタッカーシャワーズorサンダースでカビゴンに殴り勝てるようにする さらに アタッカーシャワダースで明確な価値筋を入れたパーティにする
と決めました。
ここまで決めると、ある程度消去法でパーティが決まってきます。
ブラッキーを抜くと、ギルガルドに勝てなくなるため、
・ねがまもシャワーズの採用
が決まりました。
そうなると、対カビゴンを意識した珠サンダースの採用も決まりました。
ここまでをまとめると次のようになります。
調整 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | |
図太いBシャワーズ@??? | S:準速ドサイドン抜き B特化 残りH |
ねっとう | ねがいごと | まもる | – |
サンダース@命の珠 |
C特化 S振り | ライジングボルト | 日本晴れ | ウェザーボール | – |
エーフィ@??? | サイコショック | – | – | – | |
リーフィア@??? | 草技 | ||||
グレイシア@タスキ | H振りCS振り分け | 氷技 | ミラーコート | ||
ニンフィア@??? | ハイパーボイス | マジカルフレイム |
あとは、バランスを整えていきます。
以下のように考え、調整しました。
・対ホルードはリーフィア頼りであるが、タスキだと負けてしまう。
⇒タネマシンガンを採用し、A特化にすることで、タネガン3発で落とせるようにする。
・最近の環境的に、ニンフィアは瞑想ショック眠るは使いづらい。
⇒ハピナス対策はエーフィに一任したいため、サイクルを回せる瞑想日差し型にしたい。
・晴れダース+リーフィアで明確な価値筋を作れる可能性がある。
⇒リーフィアは弱点保険にすることで、選出パターンを増やせ、さらに対面パッチラゴンに勝てるポケモンにできる
・グレイシアのフリーズドライは、ウーラオス(水)、アシレーヌ、マリルリに打点をもてるため採用するが、火力不足が否めないので、冷凍ビームも採用する。
・エーフィの素早さは、アローラキュウコン、ゲンガーやテラキオン、ビリジオン、コバルオンに対してパーティが薄いことを考え、最速にする。
・ねがまもシャワーズは食べ残しがないと受け回しが難しい。
⇒ニンフィアは食べ残し以外にする。
・環境トップのパッチラゴンに厚くするため、ニンフィアはイバンにする。これにより、アイアントにも強くなれる。さらに、ウーラオス(悪)やウーラオス(水)へ対してダメージ調整し、うまくイバンが発動するようにして、左記2匹に後出しできるようにする。
・シャワーズの4つ目の技は、嘘泣きにすることで、ハピ、カビ、ピクシー、アシレーヌ、ギルガルド、ウルガモスに対して強くなれるため、パーティバランス的に採用。
・サンダースの4つ目の技は、ライジングボルトがメインウェポンのサンダースが補助的に使える技がいい。
⇒パーティがロトム(火)に薄いので、シャドーボールを採用
これで、おおよそパーティ完成です。
あとは、僕の好みで
・タスキグレイシアは礫よりつぶらな瞳のほうが勝ちを拾いやすい(経験則)
・エーフィに曲がったスプーンを持たせることで、ハピナスやラッキーに対する乱数をよくして、さらには対面珠リザードンに勝てるようにする。
ようにしました。
調整 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | |
図太いBシャワーズ@食べ残し | S:準速ドサイドン抜き B特化 残りH |
ねっとう | ねがいごと | まもる | うそなき |
サンダース@命の珠 |
C特化 S振り | ライジングボルト | 日本晴れ | ウェザーボール | シャドーボール |
エーフィ@曲がったスプーン | S最速 H振り | サイコショック | マジカルシャイン | 瞑想 | あさのひざし |
リーフィア@弱点保険 | A特化 S振り | タネマシンガン | あなをほる | ギガインパクト | つるぎのまい |
グレイシア@タスキ | H振りCS振り分け | フリーズドライ | ミラーコート | 冷凍ビーム | つぶらなひとみ |
ニンフィア@イバン | HBS調整 C振り | ハイパーボイス | マジカルフレイム | はかいこうせん | こらえる |
これでパーティ完成です。
実際には、考えたパーティにぬけがないか、実際に勝てるのかを、対戦して確かめて、再び勝てなければ、再調整します。
組み合わせは、上のパーティ以外にも解があって、どれが強いかはやってみるまで分からないことも多いです。
また、実践をすると、今まで知らなかった処理ルートを見つけられたりしますので、実践あるのみです!
ちょっと余談
勝てるイーブイズを列挙してますが、このアイディアが新たに浮かんだとき、パーティとしてブレイクスルーしたりします。
例えば、エースバーンに対する弱点保険グレイシアなどはその例だと思います。
最後に
いかがだったでしょうか?
全4回に分けて、自流のパーティの組み方を紹介して参りました。
この記事が誰かの役に立てば、幸いです。
これにてパーティの組み方編は終了となります。
もし、他にも解説してほしい事がありましたら、コメントください。
僕のできることであれば、解説させていただきます!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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