【トコ流】イーブイズパーティの組み方(第4回)

2020年11月3日

イーブイズパーティの組み方 第4回

この記事では、私(トコ)が普段どんな形でイーブイズパーティを組んでいるのか、わかりやすく解説します。

自論ですので、誤りなども多く含まれると思いますが、その際は優しく指摘してください。

全4回(予定)に分けて解説予定。


【トコ流】イーブイズパーティの組み方(第4回)

今回の内容

シーズン11終盤で使用したパーティをどのようにして組んだのかを解説したいと思います。

 

次の通りの順でパーティを組みました。

STEP1:トップメタポケモン(上位10位以内のポケモン)の把握と勝てるポケモンを考える

STEP2:そこそこ環境にいて、イーブイズ的につらいポケモンの把握と勝てるポケモンを考える

STEP3:環境にいる辛い組み合わせの把握と勝てるポケモンを考える

STEP4:STEP1~3を踏まえて、パーティを組む

 

STEP1:トップメタポケモン(上位10位以内のポケモン)の把握し、勝てるイーブイズを考える

Pokemon HOME で上位10位のポケモンを確認しました。(10/25に確認)

そして、そのポケモンに勝てるイーブイズは誰なのか、考えられるだけ考えます。
実際にはノートに書いて、あれこれ考えました。

ここで言う「勝てる」の定義ですが、少なくとも対面で勝てると定義しています。
(第1回~第3回の定義ですと、B評価以上です。)

灰色:持ち物や条件では勝てるが、基本的には負けると考えたほうがいい

結果、次のようになりました。

順位 ポケモン名 勝てるイーブイズ
1 パッチラゴン ニンフィア@スカーフ ニンフィア@イバン ニンフィア@プレート リーフィア@弱点保険
グレイシア@タスキ エーフィ@メガネ ブラッキー(つぶらなひとみ)@ゴツメ
2 ウーラオス(水) リーフィア ニンフィア(石化) シャワーズ サンダース グレイシア エーフィ
3 アシレーヌ サンダース グレイシア リーフィア エーフィ(瞑想、ショック、日差し)ニンフィア(瞑想)@たべのこし
4 リザードン グレイシア@タスキ サンダース シャワーズ
5 ホルード リーフィア シャワーズ ブラッキー グレイシア
6 ゲンガー サンダース シャワーズ ブラッキー グレイシア(こおりのつぶて)
7 ウーラオス(悪) ニンフィア シャワーズ サンダース
8 ドサイドン シャワーズ リーフィア ブラッキー グレイシア
9 ロトム(火) エーフィ シャワーズ(S振りアタッカー) グレイシア シャワーズ
10 マリルリ サンダース グレイシア リーフィア シャワーズ(甘えるねがまも)@たべのこし

まずは、これを書き起こすと頭の整理になります。

これを踏まえて第2回のポイント(トップメタに勝てるポケモンは2匹以上いれよう)に従い、6匹決めるだけでもある程度いいパーティになると思います。

 

ここまでで見えてきたのは、

・ホルードに勝てるイーブイズが圧倒的に少なく、リーフィアは入れたほうがよさそう

・ウーラオス(悪)とドサイドンに勝てるイーブイズも2匹しかいないので、第2回のポイント(トップメタに勝てるポケモンは2匹以上いれよう)を踏まえると、ニンフィア、シャワーズも入れたほうがよさそうかな?

ということです。

STEP2:そこそこ環境にいて、イーブイズ的につらいポケモンの把握し、勝てるイーブイズを考える

ここからは、Pokemon HOME で上位10位以外のポケモンを確認します。

具体的には11~30位くらいまでをざっと眺めて、「対策方法が限定的で、出された瞬間負けてしまう」ポケモンを洗い出します。

順位 ポケモン名 勝てるイーブイズ
11 ナットレイ ニンフィア(マジカルフレイム) ブースター ブラッキー(ちょうはつ)@ゴツメ サンダース(晴れウェザボ) 
12 カビゴン ブラッキー(ちょうはつ)@ゴツメ シャワーズ@珠 サンダース@珠
13 オーロンゲ ニンフィア シャワーズ@たべのこし ブラッキー(ちょうはつ)@ゴツメ 
14 キュウコン サンダース@珠 サンダース(晴れ) エーフィ ニンフィア(瞑想)@たべのこし グレイシア(ミラコ)
16 ピクシー ニンフィア(アタッカー)ブースター@毒々玉  サンダース@珠 シャワーズ@珠 誰でも(嘘泣き)
17 ウルガモス シャワーズ サンダース(控え目)@珠 グレイシア(ミラコ)@タスキ
18 ギルガルド ブラッキー シャワーズ(ねがまも)@たべのこし
22 ポリゴンZ H振りグレイシア(ミラコ)@タスキ サンダース@火炎玉
23 ハピナス エーフィ(サイコショック瞑想日差し) エーフィ@メガネ ニンフィア(瞑想ショック) ブースター リーフィア
28 アイアント サンダース@珠or磁石(控え目) シャワーズ@珠 ブースター@スカーフ ニンフィア@スカーフ ニンフィア@イバン

上記のポケモンにも、第2回のポイント(トップメタに勝てるポケモンは2匹以上いれよう)を適応すると、パーティを組むことが大体不可能になります。(イーブイズの宿命)

なので、最低限勝てるイーブイズを一匹だけ入れられればいいでしょう。

出てくる確率が低いポケモンの場合、そのポケモンに薄くしてでも、トップメタに勝てるポケモンに安定的に勝てるならいいですよね?

どのポケモンに厚くするのか、薄くするのかのバランスがパーティ構築の腕の見せ所です。

シーズン11の例で言いますと、アイアントに当たる確率と、他の構築に勝てる確率を天秤にかけて、アイアントに勝てるポケモンを入れなくてもいいんです。
(シーズン11でイーブイズを使って3桁達成した人はアイアント対策を切ってましたね)

 

さて、ここまでを踏まえて、僕は

・ポリゴンZに勝つためのH振りグレイシアを入れたい
⇒さらに、H振りタスキミラコグレイシアを入れることで、ウルガモス、リザードン、パッチラゴンなどの補強にもなる

・ハピナスに勝つためにエーフィを入れたい

・ブースターは環境とマッチしてないので、抜いた構築で何とかしたい

と考えました。

 

STEP3:環境にいる辛い組み合わせの把握と勝てるイーブイズを考える

実際にそのシーズンで対戦してみて、その組み合わせされたら勝ち筋がない……!

と、感じる組み合わせに何度か当たると思います。

その組み合わせが、環境に多いときは対策しましょう。

これは、第3回(相手のポケモンをメタるときは、組み合わせで考えよう)のポイントでした。

僕が感じたシーズン11でイーブイズが辛くて、よく出会う組み合わせは

・アシレーヌ+ホルードorドサイドン

・アローラキュウコン+パッチラゴン

をでした。

ここから、

・アシレーヌ+ホルードorドサイドン
⇒リーフィアの採用

・アローラキュウコン+パッチラゴン
⇒晴れダースの採用

を考慮に入れました。

STEP4:STEP1~3を踏まえて、パーティを組む

さて、ここまでを踏まえ、パーティのバランスを取りつつ、組んでいきます。

個人的に強いパーティとは

・勝ち筋がしっかりしている

・メタ(負け筋)が潰せている

だと思います。

ですが、イーブイズ的には負け筋を潰すことを意識して、負け筋を潰したうえで強い勝ち筋を入れるのが最も効率的だと、僕は考えております。

STEP1~STEP3までで、以下までパーティを固めました。

・H振りタスキミラコグレイシア

・リーフィア

・ニンフィア

・エーフィ(瞑想日差し)orエーフィ@メガネ

 

ここから、環境的に見て、ブラッキーがあまり刺さっていないことに気づきました。

ブラッキーを抜くと、カビゴン、ナットレイに非常に薄くなります。

しかしながら、カビゴンナットレイには他のオプションで対応したほうが、全体の勝率が上がるのではと考えました。

そこで、

・ニンフィアにはマジカルフレイムを入れた型(スカーフ、メガネを除く)を採用

・サンダースに晴れウェザボを搭載することでナットレイ対策 兼 アローラキュウコン+パッチラゴン対策

・アタッカーシャワーズorサンダースでカビゴンに殴り勝てるようにする さらに アタッカーシャワダースで明確な価値筋を入れたパーティにする

と決めました。

 

ここまで決めると、ある程度消去法でパーティが決まってきます。

ブラッキーを抜くと、ギルガルドに勝てなくなるため、

・ねがまもシャワーズの採用

が決まりました。

 

そうなると、対カビゴンを意識した珠サンダースの採用も決まりました。

ここまでをまとめると次のようになります。

 

調整 技1 技2 技3 技4
図太いBシャワーズ@??? S:準速ドサイドン抜き
B特化 残りH
ねっとう ねがいごと まもる
サンダース@命の珠
C特化 S振り ライジングボルト 日本晴れ ウェザーボール
エーフィ@??? サイコショック
リーフィア@???   草技      
グレイシア@タスキ H振りCS振り分け 氷技 ミラーコート    
ニンフィア@???   ハイパーボイス マジカルフレイム    

あとは、バランスを整えていきます。

以下のように考え、調整しました。

・対ホルードはリーフィア頼りであるが、タスキだと負けてしまう。
⇒タネマシンガンを採用し、A特化にすることで、タネガン3発で落とせるようにする。

・最近の環境的に、ニンフィアは瞑想ショック眠るは使いづらい。
⇒ハピナス対策はエーフィに一任したいため、サイクルを回せる瞑想日差し型にしたい。

・晴れダース+リーフィアで明確な価値筋を作れる可能性がある。
⇒リーフィアは弱点保険にすることで、選出パターンを増やせ、さらに対面パッチラゴンに勝てるポケモンにできる

・グレイシアのフリーズドライは、ウーラオス(水)、アシレーヌ、マリルリに打点をもてるため採用するが、火力不足が否めないので、冷凍ビームも採用する。

・エーフィの素早さは、アローラキュウコン、ゲンガーやテラキオン、ビリジオン、コバルオンに対してパーティが薄いことを考え、最速にする。

・ねがまもシャワーズは食べ残しがないと受け回しが難しい。
⇒ニンフィアは食べ残し以外にする。

・環境トップのパッチラゴンに厚くするため、ニンフィアはイバンにする。これにより、アイアントにも強くなれる。さらに、ウーラオス(悪)やウーラオス(水)へ対してダメージ調整し、うまくイバンが発動するようにして、左記2匹に後出しできるようにする。

・シャワーズの4つ目の技は、嘘泣きにすることで、ハピ、カビ、ピクシー、アシレーヌ、ギルガルド、ウルガモスに対して強くなれるため、パーティバランス的に採用。

・サンダースの4つ目の技は、ライジングボルトがメインウェポンのサンダースが補助的に使える技がいい。
⇒パーティがロトム(火)に薄いので、シャドーボールを採用

これで、おおよそパーティ完成です。

 

あとは、僕の好みで

・タスキグレイシアは礫よりつぶらな瞳のほうが勝ちを拾いやすい(経験則)

・エーフィに曲がったスプーンを持たせることで、ハピナスやラッキーに対する乱数をよくして、さらには対面珠リザードンに勝てるようにする。

ようにしました。

 

調整 技1 技2 技3 技4
図太いBシャワーズ@食べ残し S:準速ドサイドン抜き
B特化 残りH
ねっとう ねがいごと まもる うそなき
サンダース@命の珠
C特化 S振り ライジングボルト 日本晴れ ウェザーボール シャドーボール
エーフィ@曲がったスプーン S最速 H振り サイコショック マジカルシャイン 瞑想 あさのひざし
リーフィア@弱点保険  A特化 S振り タネマシンガン  あなをほる ギガインパクト  つるぎのまい 
グレイシア@タスキ H振りCS振り分け フリーズドライ ミラーコート 冷凍ビーム  つぶらなひとみ
ニンフィア@イバン  HBS調整 C振り  ハイパーボイス マジカルフレイム  はかいこうせん こらえる 

これでパーティ完成です。

実際には、考えたパーティにぬけがないか、実際に勝てるのかを、対戦して確かめて、再び勝てなければ、再調整します。

組み合わせは、上のパーティ以外にも解があって、どれが強いかはやってみるまで分からないことも多いです。

また、実践をすると、今まで知らなかった処理ルートを見つけられたりしますので、実践あるのみです!

ちょっと余談

勝てるイーブイズを列挙してますが、このアイディアが新たに浮かんだとき、パーティとしてブレイクスルーしたりします。

例えば、エースバーンに対する弱点保険グレイシアなどはその例だと思います。

最後に

いかがだったでしょうか?

全4回に分けて、自流のパーティの組み方を紹介して参りました。

この記事が誰かの役に立てば、幸いです。

これにてパーティの組み方編は終了となります。

もし、他にも解説してほしい事がありましたら、コメントください。

僕のできることであれば、解説させていただきます!

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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Posted by トコ